屋根はどんな劣化をするのか②【茅ヶ崎市・藤沢市の屋根工事・塗装工事はかなえるへ！】

みなさん、こんにちは！

茅ヶ崎市・藤沢市に地域密着の屋根工事・外壁塗装専門店　かなえるです！

今日の茅ヶ崎市・藤沢市は

天気もよく、風もない絶好のお出かけ日和。いかがお過ごしですか？

さて、先日屋根やどんな劣化をするのか①で屋根のおかれている環境についてお話させていただきました。

今回では屋根材別でどのような劣化があるのかにつてお伝えしていきます。

ご自宅の屋根材も是非チェックしてみてください。

粘土瓦

粘土瓦は粘土を成形して焼き固めた瓦です。

塗装の必要はありません。耐水性・防水性に優れ、色褪せしないが重量があるので耐震性に不利になります。

粘土瓦には和瓦と洋瓦があります。

劣化症状

瓦のずれ・割れ

まずは瓦のズレと割れです。割れはもちろんそこから雨漏りするリスクが高いです。

ズレに関しては放置していると地震や強風でずれが大きくなり

そこから雨漏りに繋がることが多いです。

阪神淡路大震災をきっかけに大きな揺れや強風で瓦がずれないよう瓦を

緊結する「ガイドライン工法」が普及してきたがそれ以前の工法「ひっかけ工法や土葺き工法で葺かれた屋根がまだまだおおいので

ズレのチェックをすることはかなり重要です。

漆喰の劣化

漆喰は隙間を埋めており、雨の入り込みや鳥や小動物の被害から家を守る大切な役割があります。

漆喰が劣化してとれてしまうと、そこから中の土が落ちてしまい、棟がずれたり、崩れたりします。

漆喰は１０年に１度くらいは詰めなおしが必要です。

ここ湘南地区（茅ヶ崎市・藤沢市あたり）では一時期新築工事時に

漆喰のかわりにセメントを詰めていたこともありました。

その場合、セメントは剥がれないことが多いため増し打ちでの対応になります。

セメント瓦

セメントを主成分とした瓦で、表面は塗膜があるので塗装が必要です。

塗膜の劣化が進むと雨水がしみこむため苔などが付き、割れも生じやすくなります。

似ている屋根に「モニエル瓦」という乾式コンクリート瓦があります。

劣化症状

劣化の状態としては苔・藻の付着や割れなどがあります。

こちらも割れを放置すると雨漏りのリスクが高まります。

注意点

セメント瓦の形状は様々で、和瓦に似ているものもあります。

和瓦と違い塗装が必要になります。

また、先ほど述べたモニエル瓦とはそっくりですので特に注意が必要です。

どちらの瓦も塗装が必要なのですが、

下塗り材が違います。

間違えてしまうと、剥がれたりとトラブルにつながりますので注意しなくてはいけません。

見分ける方法としては小口の部分で、でこぼこしていたらモニエル瓦でなめらかな断面は

セメント瓦です。

スレート

セメントに繊維をまぜて成形した厚さ5mm程度の屋根材です。

繊維にアスベストを使用していた時期の屋根材であれば解体時にアスベスト対策が必要になります。

現在ではアスベストにかわり、人口繊維や天然繊維が使用されているので安心です。

ちなみにアスベストが禁止される前後の年代（２００４年）前後の商品の中には著しい剥離や非常にもろい商品もあり、そうなると塗装ができない屋根もあるのでご注意ください。

劣化症状

瓦

劣化の状態としては苔・藻の付着や割れなどがあります。

こちらも割れを放置すると雨漏りのリスクが高まります。

棟

棟に板金を固定するために打った釘が抜けかかっていることや

実施に抜けていることがあります。棟に使用されている木材が乾燥してやせてきたり、水を吸収して腐食したりすることが原因です。

釘を打てばよいのですが中の木材が腐食しているとまたすぐに抜けてくる可能性があります。

ちなみに放っておくと、強風で板金がめくれ雨水が入り込む可能性があります。

台風や強風の影響で捲れた場合には火災保険が使える可能性があります。

※最近このような症状があります！といった詐欺の屋根点検もありますので十分ご注意ください。

金属屋根

屋根の勾配が緩い家でみられるのは瓦棒葺きなどの水はけがよい屋根がほとんどです。

昔はトタン屋根が多かったですが今はガルバニウム鋼鈑が主に使われています。

劣化症状

サビや穴

トタン屋根ではサビや穴の不具合に注意をする必要があります。

すでに雨漏りしているようであれば屋根の下地（野地板）が腐食している可能性があります。

少しの穴なら補修して塗装することも考えられます。

トタン屋根の耐久性から考えると、ガルバニウム鋼鈑で重ね葺きをするか

下地ごと葺き替えることが望ましいと思います。

注意点

緩勾配（３寸勾配以下のもので、勾配が緩いこと）

の屋根は雨水が滞留しやすく、雨漏りリスクが高いです。

なので、屋根材の中には使えないものもあるので注意が必要です。