サイディング外壁の通気工法と直張り工法【茅ヶ崎市・藤沢市の外壁塗装・屋根工事はかなえるへ！】

みなさん、こんにちは！

茅ヶ崎市・藤沢市に地域密着の屋根工事・外壁塗装専門店　かなえるです！

ここ茅ヶ崎市・藤沢市では今日も雨が続いていますね～。

塗装や屋根などの外仕事をしていると、

こうも雨が続くと工程がぐちゃぐちゃになって

どうにも困ってしまいます。。。

明日は久しぶりに晴れそうですので限られた晴れを有効に使わないとですね！

さて、今日はサイディング外壁の通気工法と直張り工法について

お話していきます。

結構大事な構造の部分のお話になります。

外壁がなぜか剥がれてくる。等のお悩みがある方は一度読んでみてください。

サイディング外壁の変遷

まずは簡単にサイディング外壁の歴史についてですが

以前にもお話していますが

1990年ころから窯業系サイディング外壁が外壁材の主流となっています。

現在の日本では約８割のお宅に採用されています。

また、施工された時期によって厚みや施工方法に違いがあります。

サイディングの厚みは2008年のＪＩＳの改正に伴って最小厚みが

１２mmから１４mmに引き上げられ、留め付け方法も釘打ち施工から

受け金具工法に切り替わっています。

また、湿気対策に関しては品確法が制定された2000年を境にそれまでの

直張り工法から通気工法に変更されています。

直張り工法

直張り工法についてですが

読んで字のごとく防水紙の上に直にサイディングを張る工法です。

品確法が制定される2000年以前に施工されたサイディング外壁は

直張り工法である可能性が高いです。

下から入る湿気の逃げ口がない状態となります。

湿気がサイディングの内側から基材に入り込むため

パネルが反ったり、塗装が剥離したり

亀裂がはいったりするなどの不具合が起こりやすくなります。

通気工法

一方、通気工法ですが

防水紙に胴縁と呼ばれる部材を打つことで

サイディングの裏面と防水紙の間に湿気を通す隙間をつくる工法です。

胴縁が縦に入っている場合はサイディングは横張りとなり、

逆に胴縁が横に入っている場合は縦張りとなりますが

この場合は、胴縁のつなぎ目に隙間を作って通気する方法を

とっています。

サイディング外壁の改修方法

塗装工事

一般的なメンテナンス方法には塗装工事が挙げられます。

しかし、含水率計で含水率を計ったときに、含水率が高かった場合は注意が必要です。

おおむね３０％を超えると少し多いレベルで、６０％超えると危険なレベルと思います。

一度、開口して、中がどのようになっているのか確認をしなくてはいけないレベルです。

もし、そのまま塗装してしまうと、剥がれはもちろんですが

中の柱が腐食してしまったり、水分を含んでいるので

シロアリがきたりと悲惨なことになりかねないので

注意が必要です。

重ね張り工事

屋根と同じように外壁も重ね張りが可能です。

重ね張り工事に使用されるサイディング材は軽量で

建物に負荷を掛けないことから金属屋根が多く使用されます。

工事の際は外壁に付帯しているものを一旦取らなくて

いけないので手間がかかります。

張替え工事

張替え工事は読んで字のごとく外壁材を張り替えます。

まずは既存の外壁材にアスベストが含まれているかの確認が必要です。

アスベストが含まれている場合は工事の際にアスベストが飛散しないように

飛散防止対策をとる必要があります。また、廃材処分費が高くなります。

なので2004年以前に製造された窯業系サイディングは注意が必要です。

このように、一概に塗装すればよいというものではありません。

専門家のアドバイスのもと、どのようなメンテナンスが必要なのか

見極める必要があります。

気になる方は一度点検を受けてみてください！